The Vegan Society

■英国ヴィーガン協会認証マーク
消費者に安心を与える信頼の証として、国際的に認知され、企業が効果的に証明する為のヴィーガン認証ラベル。

「英国のヴィーガン協会とは」

英国ヴィーガン協会は1944年に設立された、
世界で最初のヴィーガン協会です。

ヴィーガンの根源はアニマルライツ(動物への思いやり)であり、
人間の利益(食用や衣類、その他の目的)のために
動物のあらゆる形態の搾取と残虐行為を可能な限り排除する哲学や生き方を推奨し
動物を利用することを止める思想を広め
動物以外の代替品の使用、製品の開発に努め

菜食主義と動物への慈善活動やヴィーガンの促進事業として活動しています
持続可能な食品の未来について考える先駆者としても注目されています

「誕生と呼び名の由来」

ヴィーガンという言葉は、
協会を立ち上げた初期のメンバーとワトソンによって作られた造語です。
「vegetarian・ベジタリアン」の最初の3文字、最後の2文字をとった「vegan」と名付けられた
現在は、さまざまな考え方のあるヴィーガンに合わせ、呼び方が分かれています。(以下に詳しく示しています)

「英国ヴィーガン協会認証マーク

商品に動物性成分が含まれていないことを特定するため最も認知されているヴィーガン認証マーク
一目でわかり国際的に世界をリードする認証マークとして認知され
企業が効果的に商品のラベル表示をでき、消費者に安心を与える信頼となりブランドとしても評価されています

VEGAN(ヴィーガン)の思想

①魚や甲殻類、昆虫などを含む肉全般、乳製品、卵、蜂蜜などを完全、または部分的に、動物に由来する全ての製品を食べない
②動物でテストされた化粧品や医薬品などを避ける
③サーカス、動物園、水族館など動物を使ったエンターテインメントに行かない
日本語で完全菜食主義と訳されているが、実際は個々ができる範囲で実践しているもので
「完全菜食」ではなく、またヴィーガニズムの考え方は食に限らないため、本訳は定義の本質そのものではありません。
ベジタリアンとの大きな違いは卵や乳製品などを食べるかどうかにります。

ヴィーガンは厳格なルールの下で食事制限を行なっている」
という禁欲的な面が強調された過去のイメージからすでに解き放たれ、
もはや珍しい考えではなくなってきたことが言えるでしょう。

「他分野に広がるVEGAN」

79か国以上において60,000以上の商品が登録され
当認証マークの75%は、この5年間に登録されました。
ヴィーガンへの関心は、2020年には史上最高に達し増加をたどる一方です
4年でヴィーガン人口は4倍増加しています
食品だけでなく、ヴィーガンファッション、美容業界でも同じようなトレンドが見られ多分野に浸透しています

ヴィーガンはジェントルの国イギリスから

一人の英国人の有志によって拡まったヴィーガン
商品が充実し、その選択肢に幅がある英国。
ここまでヴィーガンが定着したのは、
英国がもともと動物愛護活動が盛んな国だったこと

理由の一つに挙げられます。

1944年11月に英出身のドナルド・ワトソンを筆頭に、
数人の有志でヴィーガン協会が発足しました。
設立のきっかけはワトソンが幼少期に過ごした親戚の農場。
豚の屠殺現場を見たワトソンは、幼いときに肉を食べることをやめ、
その後段階を経て牛乳などの乳製品を取ることをやめるに至りました。
「過去の文明が奴隷からの搾取で成り立ってきたように、
今の文明は動物からの搾取に基づいてできている」と考え、
人間の都合の良いように動物から一方的に搾取する状況を変えようとすることからスタートしました。

ヴィーガンの細分化

・Dietary vegans
蜂蜜なども含む動物由来の製品を食べない人
・Ethical vegans
動物の苦しみに反対する人。
革や絹で作られたものや、動物でテストされたグルーミング製品全般を購入しない。

・Environmental vegans
ヴィーガンの食事を取ることで、
動物を飼育するために伐採される木々を減らし、

温室効果ガスの排出を削減し森林破壊を最小限に抑えることを目的とする人。
・Plant-based vegans
加工食品などを食べず、植物のみをベースにした食事をする人。
・Raw vegans
調理をせず、果物や野菜、ナッツや穀物など生の食べ物に制限する人。

ヴィーガンとは異なるもの
・Pescetarians
肉は食べないが、魚、卵、乳製品を食べる人。
健康上の理由から行う場合や、ヴィーガンの準備段階として取り入れる場合がある
・Flexitarians(フレキシタリアン)
日本では「緩やかな菜食主義者」と呼ばれており、
植物性の食事が中心だが、時に肉や魚を食べる人で、
近年増加傾向にある。
英国に住む人の20パーセント以上がこれに当たる。
日々の肉食を減らそうとする一連のムーヴメントが起こっている。
ヴィーガンへの転向は、ロンドンなど大都市で年々増加傾向にあります

ヴィーガンは3割の食費コスト削減

ヴィーガンなど7つのサステイナブルな食事(環境や人々の暮らしに配慮した持続可能な食事)
食費を3分の1も削減でき、
次にベジタリアン、フレキシタリアンが続いた。
一方、ペスカタリアンの食事はコストを2パーセント増加させたという。

人々の価値観を変化させるヴィーガン思想

ゴードン・ラムゼイ
Gordon Ramsayのvegan料理はこちらからCheckできます
ミシュランのレストランを経営する
辛口の英人気シェフ、ゴードン・ラムゼイは、
突如ヴィーガン料理と向き合うことになった。
父親であり、経営者でもあるラムゼイは、
ヴィーガンに「より創造的な世界」を見出すことになり、
今では私生活でもヴィーガン料理を作ることを楽しんでいるという。
また同氏のYouTubeチャンネルではレシピも投稿。
一流シェフが教える簡単かつおいしいメニューは、
非ヴィーガンたちをも強く惹きつけた


ミゲル・バークレー
MIGUEL BARCLAYのVEGANレシピはこちらから
料理本「One Pound Meals」の著者で、
これまで数百ものレシピを紹介してきたミゲル・バークレーも
「ヴィーガンやベジタリアンの食事は間違いなく肉を使ったレシピより断然安い」と納得のよう。
ヴィーガン食は、健康にも環境にも良く、お財布まで優しい

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