オランダの教育・全国CITOテストとは?

年末.年越しを経て新年を迎えました。
Gelukkig nieuwjaar!!(グェルキックニューヤール)
これはオランダ語のハッピーニューイヤー!

新年を迎えて、最初に私がやらなくてはならないことは
子供の全国テストCITOに向けての準備です。

わかり易く説明すると、
私たちが中学.高校で経験した中間期末テストが
オランダでは、6歳からあると言う感じです。
文字通りの、全国統一テストで、
自分の子供のレベルがはっきりと記されます。

全国の平均レベルと、それに対して
自分がどのレベルにいるのかが

グラフではっきりと理解できます。

日々、学校から持ち帰ってくるプリントを見て
この勉強の山をどうこなさせるべきか…
途方に暮れていた時期があり

そこからRekenen(算数)を
オランダの勉強法で
子供に教えるようになりました。
私にとっては、新たな発見と、日本とオランダの概念の違いを
楽しく学ぶきっかけになりましたが
子供にとっては、なかなかハイレベルな
難しい問題が揃います。
正直このレベル感には、私もとても驚きました!!!
え!?これ8歳が解ける???
思わず他の学年の親御さんにも確認したほどです

解答の、正解不正解よりも
答えを導く過程を重視されているので
答えは選択肢制です。


アメリカに留学していた友人が
テストで計算機を持ち込んで良い
と言っていたのを思い出し
当時は、算数の試験に計算機を持ち込んで意味があるの?
…と謎に思っていたことが

今では理解できます。

単なる計算ミスより
思考の過程をテストされているのですね。

99%は文章題で、
応用.発展かつ、引っ掛けを含んでいます;

オランダの子供のお勉強…
レベル高い…

学校のお勉強というよりは
進学塾のお勉強をイメージさせます。
なので、
私立でお育ちになられた親御さんや
お受験を経験された方にとっては
イメージしやすいかもしれません。

私は後者で、
受験や進学塾の経験があったので
それを軸に、海外の勉強法をキャッチする事ができました

ただ、いつも現地の学校で言われることは
大切なのは、オランダ語であるということです
そぅ…とにかくとにかく
読む!読む!読み込んで
ボキャブラリーの数が重要なのは
英語と同じかもしれませんね..
この点も日本語とは違います..

これらの具体的な対応として
私は、CITOの過去問題を参考にしています。
一緒に解くことで
どこに重きを置いて、勉強が進められているか理解することができるし
逆に自分が学ぶこともあります。

教える際は、
机上の空論では全くなくて
人生に常に役立てる数学を意識しています。

イメージが必要なので、
終わった後の脳がぐったりします

最近はこのCITOのおかげで
根本的な考え方さえ
変わってきたし、勉強の捉え方さえ
変わってきました…

教育とは考え方の基盤を築くということ

なのかもしれません…




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です