オランダのクリスマス・2人のサンタクロース?!

写真は、お馴染みサンタクロース
写真は、オランダのシンタクラース

オランダには2回クリスマスのようなイベントがあります

どちらもおじいさんで
赤い衣装..まぁまぁ似てます..笑

『ちがいはなに????』

「サンタクロース」

・出身・フィンランド
・フィンランドから空を経由
・12月24.25日の2日間だけがクリスマス
サンタクロースとトナカイのコンビでソリに乗って
一夜にして、子供たちにプレゼントを運びに来ます


「シンタクラース」

出身・スペイン
・11月11日の次の週の週末にスペインから船(ストームボート)でオランダの港へ到着

11月11日の次の週の週末から、12月5日の数日のにかけて気ままな夜に何度もやってきてお菓子を置いていきます
12月5日の最後の夜に大きなプレゼントが贈られます
シンタクラースと白馬のコンビ直乗り、使いのピート何千人を引き連れて
(白馬には、アメリゴやオーソースネルと名前がついています)
*2020年にアメリゴは亡くなりオーソースネルがやってきました
・何日もかけて子供たちは、毎晩、馬に人参や牛乳やお手紙を靴の中に用意
・彼らのために、歌を歌って眠りにつきます。

・主役のシンタクラースだけが白人で、使いのピートが黒塗りなことで
長らくオランダの奴隷の歴史が関わっている背景とリンクし、毎年オランダ各地でデモも起きています。
今後ピートが白人になる可能性があります




どちらも聖書からくる神話
から生まれたキャラクターです
このシーズンになると
オランダの街は、シンタクラースで賑わい
この季節の音楽や絵本で溢れます。


オランダでは、
サンタクロースよりシンタクラース
ハロウィーンよりシントマーティン
のパワーバランス..

絵本を読んで感銘を受けたのは
シンタクラースはかつて
貧しい人々にパンや食べ物を配り歩いた聖者なんですね
実在の人物だという人もいます。

さらに、日本人として絵本を読んで驚いたのは
ヨーロッパの絵本では
シンタクラースは
貧しい人々にお金を配っていたのです..

日本人として
お金が生々しく
子供の絵本に登場したことには
一瞬の戸惑いがありました..

でもこのヨーロッパ文化で
日本の価値観を当てはめると、往々にして
色々な誤差や誤解が生じることもあり

根本的にお金の価値観が
オランダ人にとってはどういうものなのか考えた時に
とても清く神聖なものだと
捉える人がいるのではないかと
考えさせられました。

実際に
この国では貧しい人々に慈愛を送る精神があり
困った者を純粋に助けます..

子供たちは、自分達のできることで寄付をします。
5Km走っては大人に寄付をつのり
それを必要な人々に寄付をします。
そして大人たちは
子供たちの寄付の姿勢に賛同し
応援.参加しなければなりません

どんな人にも
不運や不幸を被る時期があり
それを助けることに
あまり抵抗はない
慈愛の文化や宗教、精神を感じられます

神は慈悲深く
どんな人にも平等だという教え
なのかもしれないですね..







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